女性の薄毛を上手く隠せる髪型は?部位ごとに似合う髪型を紹介

女性の薄毛を上手く隠せる髪型は?部位ごとに似合う髪型を紹介

女性の頭頂部の薄毛の原因とは?

最近髪の分け目が広がってきた、つむじまわりの地肌が透けて見えてきた、頭頂部全体が薄くなっている、そんなときは頭頂部の薄毛を疑います。基本的には女性の薄毛は部分的にというよりも、女性ホルモンの乱れから全体的に薄くなっていく場合がほとんどなのですが、それでも頭頂部やつむじの薄毛が気になるという場合はあります。
具体的にはつむじが紫外線に晒されてダメージを受けていたり、髪を梳かす際に引っ張られているなど、物理的な影響の可能性が高いです。マッサージや生活改善などで頭皮の血流を良好に保ったり、ブラッシングは毛先から行ったりして引っ張りすぎないようにしましょう。

なお、睡眠不足が続いたり、お酒をたくさん飲んでしまったり、喫煙をすると、頭皮の血流が悪くなって薄毛につながるので注意しましょう。
シャンプーやスタイリング剤が肌に合わない場合に炎症が起きてダメージを与える場合もあります。また常に地肌が多く露出しているつむじなので、直射日光などでもダメージが蓄積します。ヘアケア用品は肌に合ったものを使用し、直射日光の当たる場合は帽子などでカバーしましょう。

つむじまわりの薄毛が気になる人におすすめの髪型は、夜会巻きやお団子などで隠してしまうことです。夜会巻きの作り方は簡単です。ポニーテールを少し低めの位置に作ったあと、上向きに髪をねじり上げてコームで留めるとできます。お団子も一度ポニーテールを作りそこに毛先を根本からくるくる巻いてピンで留めますが、難しい場合は簡単にお団子が作れるネットなどもありますので便利です。

 

女性の後頭部の薄毛の原因とは?

毎日チェックしている鏡ですが、自分の髪型については前髪や頭頂部などは普段から見えても、意識しなければあまり後頭部までは見えないことが多いですね。美容院などで大きな鏡でみたり、旅行先などで三面鏡にうつしてハッとしてしまう場合はありませんか。他の部位に比べて女性は後頭部は薄くなりにくいですがゼロとは言えません。

もっとも考えられる理由は、頭部の血流がよくないことです。ストレスによる自律神経の乱れなどでも血流不足は起こります。また、過度なダイエットによって極端に食事を減らしたり、抜いたり、夜更かしして生活リズムが乱れたりすると同じく自律神経の乱れにつながるので注意が必要です。

タバコやアルコールの飲み過ぎ、運動不足も頭部の血流の悪化を招きますので、タバコやお酒を控えましょう。頭皮の下の筋肉や首の筋肉などが緊張して頭皮が張ってしまい頭皮の血行が悪くなることもあります。できれば軽いものでもよいのでよく運動しましょう。適度なストレッチで予防しましょう。後頭部の薄毛が気になる方におすすめの髪型は、ショートです。無理に伸ばして隠そうとするよりもショートカットやボブにして後頭部にボリュームをもたせふわっとさせましょう。

 

女性の前髪が薄くなる原因とは?

前髪が薄くなるのは、加齢やストレスによるホルモンバランスの乱れや、ポニーテールにするために前髪をまとめていつもひっぱっていること、パーマやカラーリングを頻繁に行うことや、ヘアアイロンやコテなどの引っ張りや熱などで髪や頭皮へのダメージが蓄積して起こります。またスタイリング剤が毛穴に詰まることも一因になります。

前髪の薄さが気になるときは、ポンパドールなどで前髪にボリュームを持たせる髪型がおすすめです。作り方は簡単で、前髪の真ん中を少しとってねじり、少し手前にふくらませたら根元をピンなどで留めると完成です。薄さをカバーすると同時に、顔に華やかさを出します。
前髪をかきあげて上から横に流すスタイルなどもおでこを出すことに抵抗がなければおすすめです。元気な感じの髪型になります。ボリュームを出すという点ではカチューシャを止めて少し手前にふくらませても似た効果は得られるでしょう。ターバンなどを使ったスタイルもおすすめです。

 

40代の女性の薄毛の原因とは?

加齢によりエストロゲンという女性ホルモンが減少すると、男性ホルモンが優位になり、薄毛の原因になると言われています。つまり更年期ですね。その場合、40代くらいから影響が出てくる場合が多くあります。ホルモンバランスの乱れが改善されると徐々によくなっていくこともありますが、黙って待っているのもつらいものですよね。

対策としては、過度なダイエットは控えて、栄養をよくとり、頭皮の血流を良好に保ちましょう。豆乳などが効果があるようです。ドライヤーのかけ方なども気をつけた方が好ましいです。熱風が長時間一箇所に当たらないように工夫しましょう。ロングヘアーはその一本一本の髪の重さから頭皮に負担をかけるのでできればショートヘアにしましょう。ドライヤーの時間も短縮できます。

ショートヘアが似合わないと言って敬遠している方もいるのではないでしょうか。ショートヘアやボブは、形を考えれば似合うように調整できる場合が多くあります。毛量が少なくても毛先を重ねて後頭部に丸みを出したり、面長でも全体のバランスを見ながらうまくカットしてもらえる場合もあるので、ぜひ美容師さんに相談してみましょう。

 

くせ毛と抜け毛の関係はある?

薄毛と同様に悩んでいる人も多くいるくせ毛ですが、薄毛と関係はあるのでしょうか。くせ毛に悩んでいる人の中には、生まれつきくせ毛だという人がいます。もしそのような場合には、薄毛との関連は少ないと言えるでしょう。大人になってからくせ毛になってきたという場合、もしかしたら薄毛の前ぶれかもしれません。
というのも、後天的な薄毛の原因は、頭皮や毛根にダメージが蓄積されたせいかもしれないからです。その場合徐々にくせ毛が細くなり、そして薄くなります。そうならないうちに対策を考えましょう。

改善のためには、まずはブラッシングやシャンプーのやり方を見直しましょう。くせ毛になると、直毛に比べてくし通りもよくないため、ブラッシングの時に引っ張りすぎないように注意してください。なお、くせ毛を隠そうと縮毛パーマなどをかけると、髪に負担がかかります。
くせ毛で、薄毛になってしまったときに目立たせない髪型として、ベリーショートは非常に効果的ですがなかなか挑戦しにくい髪型でもあります。ふんわりした夜会巻きや編み込みなどでも目立たなくできますので試してみてください。

 

薄毛をうまく隠す髪型とは?

どのタイプの薄毛でも共通して言える大きなポイントは、とにかくサイドをすっきりさせトップにふくらみを持たせることです。
ただし夜会巻きやポニーテールは毛根を引っ張るということもあり、あまり同じ髪型を続けているとかえって薄毛の原因になることもあるので時々違う髪型にしたり分け目を変えましょう。全体的に薄い場合や、なかなか髪を縛ったりできない場合はショートカットなどもおすすめできます。

隠すことはできませんが、髪が短いことによって頭皮が見えることが自然となり、かえって目立たなくなります。またヘアケアが簡単になることにより頭皮の状態の改善も期待できます。前髪や生え際などを引っ張ることが原因で薄毛になっていた場合は、下ろすことによって負担がかからなくなり、薄毛の進行が止まったり、回復するかもしれません。

 

頭皮マッサージはどうやるの?

頭皮をマッサージすることによって、血行促進に合わせて、ストレスの減少効果も期待できます。全体を通してのポイントは爪を立てないことです。なるべく指の腹を使い、強い刺激を与えないように優しくマッサージをしましょう。オイルなどを使うことで、摩擦を減らして頭皮への負担を和らげることもできます。

まずは、こめかみの辺りからトップにかけてマッサージします。手のひら全体を使って頭を覆い、指先で皮膚ごとぐりぐりと円状に動かしながら押し上げます。こめかみ周りからトップにかけてを3つの部位にブロッキングして行うとうまくできます。

次に、生え際のあたりからこめかみに向けてマッサージします。手を組んで、頭皮を骨から浮かせるように前頭部とトップを押します。この時、手が小さい方は浅めに手を組みましょう。軽く指先が交差していれば大丈夫です。仕上げに前頭部の皮膚を集めてつまみながら押します。指の腹で頭皮の毛穴を絞るような感じでマッサージするのがコツです。

 

薄毛に効くツボはある?

薄毛に効果のあるツボはたくさんあります。まずは頭にあるツボから紹介します。

・曲差(きょくさ):こめかみのやや上の部分。おでこの生え際から心持ち後ろ、親指1本半分外側の左右の部分です。抜け毛予防だけでなく記憶力にも効果があります。
・後頂(ごちょう):頭頂部より3cm程度後ろあたりの位置。抜け毛予防だけでなく、リラックスや、目や頭の疲れに効果的と言われます。
・風地(ふうち):後頭部の下側、うなじの外側のへこみ。頭部の血の巡りがよくなり、頭皮のケア、抜け毛によいとされます。外側から中心に向かって親指で押します。
・百会(ひゃくえ):体の緊張をほぐし血管を広げて血流をよくします。頭頂部あたりにあります。左右の耳を結んだ線と鼻から上に伸ばした線が交差する部分です。自分で押すときは人差し指と中指で下向きに押しましょう。やや痛気持ちいい程度で押しましょう。
・天柱(てんちゅう):自律神経の調整に効果ありとされます。眼精疲労、肩こりにも。ストレスによる血行不良を予防します。首の後ろの左右に1つずつあります。頭頂部に向かって下から、両手の親指で4~5秒ほど一瞬強めに押して離す感じです。

ここからは足にある薄毛に効果の期待できるツボです。

・湧泉(ゆうせん):全身の血行をよくするツボです。頭皮への血流も期待できます。足裏の親指と人差し指の間を下に向かってたどって少しくぼんだ部分です。優しめに押すとよいです。
・陰谷(いんこく):髪の成長促進、抜け毛予防の効果が期待できます。なお性機能や膀胱などにも良いツボ。ひざを曲げた時にできるくぼみのあたりです。ひざを立てた姿勢で、両手の親指で突き上げるように押します。
・築賓(ちくひん):ふくらはぎ下部のツボです。ノイローゼ等、精神を落ち着かせる効果があります。ふくらはぎとアキレス腱のさかい目あたりの内側を探してみましょう。
・ 交信(こうしん):くるぶし中心点から指4本程度上のあたりで、冷え性の改善が期待できます。

 

髪の毛にハリやコシがなくなってきた!

髪の毛が傷んで、簡単にちぎれてしまうようになったり、髪の量自体はそんなに少ないわけではないのに、全体的にぺったんこになっているということはありませんか?ハリが失われると髪の毛はちぎれやすくなり、コシが失われると弾力がなくなってボリュームが出なくなります。もしかしたらキューティクルが傷んで、髪の毛の水分量が減っているかもしれませんね。
また、ヘアサイクルが乱れてしまい、本来ならまだ伸びていくはずの細い毛が早く抜け落ちてしまうことによって、全体的にボリュームダウンしていることもあります。頭皮全体の血流を改善し、適切なヘアケアをしたり、栄養バランスや生活リズムを改善して、髪の毛のハリやコシを取り戻しましょう!

 

まとめ

女性が薄毛になってしまう理由については、大まかに分けて物理的なダメージ、頭皮の血流の減少、女性ホルモンの減少が主な原因だと言えます。物理的なダメージを減らす対策から具体的にあげると、髪を洗う前に毛先からよくとかしたり、紫外線に直にさらさないよう日差しが強いときは帽子をかぶること、時々髪の分け目を変えることなどはすぐにでもできるので、生活に取り入れてみてくださいね。

頭皮の血流減少には様々な原因がありますが、気がついた時にはシャンプーの時に頭皮マッサージなどもしてみましょう。
また長期的には自律神経の乱れを整えるために、早寝早起きなど生活リズムを正したりビタミンやミネラルなどの含まれた栄養バランスのよい食事を心がけるとより効果的と言えます。豆乳のイソフラボンはホルモンバランスを整えるのによいと言われています。

また、ヘアスタイルを選ぶとき、いくら似合うからと言ってパーマやカラーリングのやりすぎには注意しましょう。どうしてもパーマをかけたい場合には、なるべくダメージの少ないパーマ液を選び、2〜3ヶ月に1度程度にしたほうがよいでしょう。カラーリングについても控えた方が好ましいです。
どうしてもしたい場合、カラーリング剤を選ぶと良いでしょう。中には髪が傷みにくい天然のカラーリング剤などもあります。なお、パーマとカラーリングは同時に行うとより髪が傷むので期間を空けて行うよう注意が必要です。